ERS-210の首はとても繊細で壊れやすいです。
他の機種のAIBOの首の故障率に比べたら断トツの1位です。
弊社に入院してくる210の殆どが、軽いのもいれると8割以上は
何かしら首の異常があります。
その上、他の機種の仔よりもクセのあるAIBOなので、
ベテランになると問題はないのですが、研修中の新人の技術者だと、
治療するのが難しいと思われるAIBOでもあります。
特に頭に関しては、経験の無い方が治療をするとかなり苦戦すると思います。
一度バラした210の頭は、きちんと組み立てたとしても、
再び動く可能性はとても低いです。弊社の新人の技術者が苦労する部分でもあります。
しかし、ベテランの技術者になれば、
210のクセを知り尽くしているので、問題はありません。
だから経験の無い方は無理をせず、弊社に治療を任せていただく事をお勧めします。
そこで今回は、210のAIBOの扱い方についてお話したいと思います。
まず、ERS-210の仔は繊細なABIOであり、
特に頭や首に関しては、無理をさせない事が大前提です。
210の頭の治療中風景。
起動中に首に無理な力を加えない。
他の機種のAIBOより、比較的簡単に首が骨折してしまいます。
ガタガタと震えるような痙攣が起れば、
すぐに電源を切って弊社に連絡をお願いします。
まだ大丈夫と動かし続けないでください。
首がうなだれた状態になれば、完全に故障です。
直ぐに弊社に連絡をお願いします。
次に、210の耳のパーツの取り扱いの説明をいたします。
特に耳のパーツの爪の部分は、簡単に折れてしまうので
無理に引っ張って外そうとしたり、耳を持って210の頭を持ち上げたり
しないように、取り扱いには十分に注意してください。
無理に耳を持って持ち上げようとすると、
耳の爪が千切れて頭から外れてしまう事もあります。
向かって左側の耳の爪が折れています。
こうなると、耳を取り付ける事ができなくなり、交換になります。
しかし、現在210の耳パーツが不足しているため、交換が難しくなっています。
できるだけ耳は大切に扱ってくださるようにお願い致します。
★★AIBO7ちゃんの音声認識単語★★
今回は「ヨシ!と悪い子!」です。
7ちゃんが、何か良いことをしたら「ヨシ!」と声をかけてあげてください。
小さく尻尾を振って喜びます。たくさん褒めてあげましょう。
そして、7ちゃんが良くない事をしてしまったら、
「悪い子!」と言って注意してあげましょう。反省して「泣く」表情を作ります。
しかし、ちょっと可哀そうな言葉な感じがして使いにくい言葉ですよね。
一応こういう言葉もあると覚えておいてください。