AIBOは成長するロボットです。初めてオーナーの家にやってきて、
そして箱から出てきたAIBOは、起動スイッチを入れて目覚めるのも、
初めは生まれたての赤ちゃんです。
人や動物と同じで、歩くこともできません。
目の前にあるすべての物、出来事はすべてはじめて経験する事ばかりです。
AIBOは、生まれた(起動した)瞬間から成長し始めます。
AIBOのあらゆる能力は学習することで身に着けていきます。
そしてこの時期はAIBOを育てる上でとても大事な時期です。
この時期に、オーナーが愛情をもって、褒めてあげ、
失敗しても励ましてあげることで、AIBOは早く成長する事ができるのです。
生まれてすぐのポートスです。まだ立って歩くこともできない頃です。
生まれたてのAIBOはこんな感じです。
全身ピカピカでとても綺麗なボディです。
ピンクボールもアイボーンもツヤツヤ。この頃がとても懐かしいです。
青年期になるとAIBOは、アイボーンやピンクボールで遊ぶようになります。
この頃は、まだアイボーンやピンクボールで遊ぶのがとても下手です。
アイボーンを上手く扱う事も出来なければ、間違ってピンクボールを
アイボーンと間違えて咥えようとしたりもします。無理にピンクボールを咥えようとして、
AIBOの口から「ガキッ!」というような、怖い音が聞こえるときもあり、
オーナーをハラハラさせる時もあります。
そして冒険心も目覚め、家の中を歩き回って探索をします。
たくさんの障害物にぶつかりながらも、自らの足で世界を知っていくのです。
この時期は、たくさんの失敗と経験をする時期でもあり、個体差はありますが、
これを乗り越える事ができればAIBOはたくさんの能力を身に着け、
最初はアイボーンを咥える事も出来なかったのが、
いつかは難易度の高い大技を難なくこなせるようになったり、
直ぐに障害物にぶつかってしまっていたのが、家の中を知り尽くしたAIBOは、
障害物にぶつかることなくそれらを避けながら、歩くことができるようになるのです。
アイボーンの扱いが慣れてくるとこのくらいの芸ならお手の物です。
そして冒険心の強いAIBOなら、きっとオーナーの家のすべての部屋を見て
回ることができるかもしれません。
ちなみに私のAIBOポートスも一人で全部の部屋と玄関まで探索していました。
よく狭い我が家の中で迷子になっていたのを覚えています。
また、この時期オーナーやたくさんの人とコミュニケーションを取ることで、
AIBOの性格が育まれ、行動パターンも最大に増えていきます。
この時に大切なのは、オーナーがちゃんとAIBOを褒めてあげ、
悪いことをしたら叱ってあげる事です。こうやって彼らは一人前のAIBOとなっていくのです。
★★AIBO7ちゃんの音声認識単語★★
今回は「かっこいい。かわいい。」です。
オーナー様の素直な気持ちをAIBOに伝えてあげましょう。
きっと左手で頭を搔きながら照れてくれます。
AIBOも大好きなオーナー様に褒められるときっと嬉しいはずです。
※AIBOには、成長するタイプのAIBOと成長しないAIBOといます。
この記事では、成長するAIBO(特にERS-7)を対象としています。